黒歴史!僕のデジタルマーケティングとの出会い
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黒歴史!僕のデジタルマーケティングとの出会い

この記事は、先日 SmartNews 三木さんの Podcast 番組『三木鉄也のミキミキ!アドミキサー』にゲスト出演した際の内容を一部抜粋したものです。よければ是非、全編通して聞いてみてください。
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僕がデジタルマーケティングと出会ったのは、楽天に在籍していた最後の 1 年です。

2008 年に楽天に新卒で入って、最初は EC もマーケティングも関係なく、M&A を行う経営企画部門に何故か配属されました。

その後、楽天とドコモが joint venture で作った子会社『楽天オークション』に出向になり、そこでも経営企画を 1 年。

で、最後の 1 年、自分で手を上げて、ユーザーを獲得するマーケティング部門に入り、そこで初めてマーケティングに触れました。

三木:楽天に入ると、EC コンサルから始めるというのが一般的と思っていました。大学では M&A など経営戦略的なことを学ぶ学部を出られていたのですか?

一応、学部としては経済学部を出ました。ですが、内定をもらったときは実はエンジニア枠だったんですよね。学生の頃にコードを書いた経験も無かったんですが。

当時 (2007-2008 年頃) の楽天はそれなりに大きいとはいえ、今よりはかなり規模が小さく、まだスタートアップ感が色濃く残っていました。

きつい言い方をすれば "『頭の悪いエンジニア経験者』より、『頭のいいエンジニア未経験者』にやらせた方が、1 年後にはいいエンジニアになる" という風な考え方だったので、未経験者でも地頭の良さそうな人をエンジニア枠でよく採用していたんですよ。

他には、Google Japanにも新卒で内定をもらっていました。が、海外で作ったプロダクトを売るだけではなく、自分でプロダクトを作る方が面白そうだと思い、楽天に入ったのです。

(参照: 『中田英寿と就職活動』という過去記事に、何を思って楽天を選んだのか詳細が書いてあります)

ですが蓋を開けてみると、配属は経営企画。だまされた!と、最初は感じました(笑)。

実は経営企画・法務・総務のようなコーポレート部署に新卒を配属させるのは、僕が入った 2008 年からの試みでした。ですから、そもそも、そんなルートがあると思ってもおらず...。サプライズだし、心の準備もできていなかったです。

場を凍らせた新卒・坂本の質問

いまだに覚えているのが、配属されて最初に出たミーティングで、最後に「坂本、何か質問あるか?」と話を振られ、聞いたのが「すいません、粗利益ってなんですか」

場が凍りつきました。誰だ、こんなやつをミーティングに入れたのは、という雰囲気になってしまった(笑)。投資銀行とかコンサルとか出身の猛者ばっかりのチームでしたからね。最初は、ひたすら勉強です。

昼は、投資先のデューデリジェンスをし、夜は帰って簿記 3 級の勉強をするという、訳の分からない生活をしていました。

三木:今エンジェル投資家もやっていらっしゃるのは、もしかして新卒のときにデューデリや事業企画でやっていらっしゃったのが、活きているのでしょうか?

そこは良かったと思っています!

冷静に振り返ると、恐らく、会社としては幹部育成のルートに乗せていたのではないかと、今更ながら思っています。最初に入った部署のボス、当時の COO は、元トヨタの方だったんですね。

トヨタのような大企業って、会社全体を見えるポジションだったり、子会社の経営を見させて、人事に行かせて、現場も経験させて、マネージャーに上げていく、みたいなキャリアパスを敷いたりしがちじゃないですか。そのような意図があったのかもしれません。

ですが、当時の若い私は全く気付かずに、3 年たったら外に出て (転職して) しまった。辞めるときには COO に「バカヤロウ」と怒られました(苦笑)。

三木:(子会社で) なぜマーケティングをやりたいと思ったのですか?

元々、楽天に入ったときから、海外に行って仕事をしたいと思っていたんですよね。特に強い理由もなく、中田英寿が格好いいと思っていたので、海外に出て挑戦したいと(笑)。

海外に行って仕事をするために必要なケーパビリティが何か考えたとき、
 ① 経営の数字 (BS、PL等) を理解できること
 ② 人のマネジメントができること
 ③ 事業を伸ばせること
の三つは必須だと思いました。

①は M&A や経営企画の仕事を通じて何となく分かった (気がしていた、当時)。②は後輩とかが入ってきたら自然に経験できるだろう。残るは③だ。

海外に出ていくのであれば、日本人の僕が海外で営業を頑張るというのも現実的ではありません。それなら、事業を伸ばす武器として身に付けるべきはマーケティングだと思い、『マーケやりたい』と手を上げ、経営企画から、同じ子会社のマーケティング部門に異動させてもらいました。

最初の方は、マーケティングとは何かを分かっていなかったので、結構ひどかったです。

新米マーケター坂本の黒歴史

広告代理店を使いユーザーを増やしていたのですが、前任者から引き継がれたことを何も疑わずにそのままやってました。

1 日おきに代理店に電話をかけ、"「なぜCPAが上がっているのか」と「なぜ獲得数が減っているのか」を交互に聞け" と言われ、そのまま交互に詰めていたのです。

「なんで単価上がってんねん」と詰めれば、当然、代理店さんは単価を下げます。単価を下げれば、獲得数が当然減ります。

んで次の日は「なんで数が減ってんねん、目標に到達しないやんか」と怒っていた。そうすると、代理店さんは数を増やすために単価を上げるので、また「なんで単価上がってんねん」と。

なんにも本質的に意味の無いマッチポンプを行い、代理店に頑張らせるという、よく分からないことを "マーケティングの仕事" と信じ、一生懸命やっていました。

三木:その経験があるからこその今ですね(笑)。


どうだったでしょうか?少しでも反響あったら、次は Google への転職、アプリ広告との出会い、アプリアドテク市場の黎明期の話、あたりを記事にしたいと思います。
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Tatsuo Sakamoto (坂本 達夫)

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わっほーい!どもです!
モバイルアプリマーケティングの専門家です。外資系広告プラットフォーム企業勤務。ちょっぴりエンジェル投資なんかもしてます。アプリ開発もやってます。