一流は一流の道具を使う
今日のメッセージは「高いけどベストなものに投資して、回収出来るように全力で使い倒そう」です。
さて、約半年前に、こんなblogを書きました。
日本には、クリエイティブ制作ではVideo BrainやRICHKAといった比較的安価なSaaSがありますが、広告運用の自動化とか、それとクリエイティブを組み合わせたようなツールを使ってる会社は、まだ多くありません。
(とはいえ半年前よりかは増えてきてる。ありがたや)
海外だと、大手広告主はだいたいどこかのツールを使っていて、弊社Smartly.ioもその市場を独占することは出来ていません。
つまり競合がいくつかいます。
最近ようやくPinterest広告にも対応して、マルチプラットフォーム化に一歩踏み出しましたが、
とはいえ現状Smartly.ioではFacebook・InstagramとPinterestという2つの広告プラットフォームにしか対応していません。
我々の競合の中には、他の広告プラットフォーム、例えばGoogle広告とか、に幅広く対応していて、予算管理やレポートなど横断的に管理できるソリューションがいくつかあります。
にもかかわらず、Facebook・Instagram広告主の中では、Smartly.ioは最も使われているツール (らしい) です。
複数プラットフォームで使えたほうが便利だと思うのだけど、なぜ広告主はSmartly.ioを選んでいるんだろう?
って素朴な疑問を、東南アジアのとある超大手広告主のCMOに聞いてみたんですね。
そしたらその答えがこちら。
"Facebook・Instagramの広告パフォーマンスを最大化しようと思うと、Smartly.ioがベストな選択肢だからだ。
他のプラットフォームは、それぞれにとって最適なものを選べば良い。"
"一流の料理人は、アーミーナイフ (十徳ナイフ) を使うか?
ベストな包丁、ベストな栓抜きを選んで使うだろう。料理人が栓抜きを使うかは分からないけど(笑)"
"我々のゴールは、一番楽をすることではなくて、一番高いパフォーマンスを出すことだ。
もちろん無駄な工数がかかっては意味がないが、特に重要なプラットフォームについては、ベストなパートナーを選ぶことが経営の重要な仕事だ。"
"自分はマーケティングの責任者だから、広告においては、パフォーマンスを高めて事業をより成長させる投資の意思決定をするのが仕事だ。
日本ではまだ人間が全ての作業をやっているのかい?CMOは仕事をしているの?(笑)"
パフォーマンスを高めようという意識と、そのためには適切な投資をしようという姿勢がこの短いフレーズから垣間みえて、いい経営者だよなぁって思いましたハイ。
(最後謎にマウントとられて、さすがにそれは言い過ぎやろってちょっとイラっとしたw)
当然ながらこういう人からはプロダクトもサポートも厳しい目で見られることになるけど、そのおかげでどちらも更に磨かれて良くなるので、良い循環ですね。
ある程度以上の役職になると、広告運用に限らず、データとか技術基盤とか各種ツールとかを検討する場面は多いと思います。
安きに流れず「高いけどベストなものに投資して、回収出来るように全力で使い倒そう」ってことを、もっと大きな声で提唱していかないとな、って思いました。