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報酬・手数料の支払いをケチると地獄に落ちるわよ

地獄は言い過ぎましたゴメンナサイ。『マジでええことないで』ぐらいに脳内変換しておいてください。

この記事を書こうと思ったキッカケは、Smartly.ioの顧客である大手広告代理店と行った、とある新規顧客の開拓についての会話です。

僕「このアパレル EC の広告主さんとかどうですか?Smartly.ioで絶対パフォーマンス伸ばせますよ」

代理店「あぁそこね...確かにSmartly.ioとの相性は良いですけど、多分難しいです」

僕「なんでですか?」

代理店「そこ代理店手数料3.5%しかないんですよ」(※)

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※特定を防ぐため実際の料率とは若ッッ干変えてあります

その広告代理店が広告主に対して具体的に何を行っていて、どんなバリューを提供しているかは分かりませんが、それにしたって3.5%という手数料は低すぎませんかね。(業界で圧倒的 No.1 の広告出稿量というわけでもないです)

代理店としてその案件を落としたくない (落としたら営業として怒られちゃうのかな) という理由で、その条件でも受けているんだとは思いますが (下請法ェ...)。

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一方、Smartly.ioのツール利用料はこちらのページにある通り、ボリュームディスカウントがあるとはいえ、最低でも3%程度はかかります(※)。

※契約条件によってはそれを下回っているケースも。詳しくはお問い合わせください

なので、この広告主に (いくらバリューがあることを説明しても) 気持ちよくツールのフィーを払ってもらうことは難しいと思ったので、提案自体をしないことにしました。

この広告主はその瞬間、新しくてイノベーティブな取り組みを行う、なんならその前に検討する・学ぶチャンスすら失ったわけです。

そもそも、果たしてこんな手数料で、代理店は真剣にリソースを使って
●戦略・企画を考えたり
●新しい施策やツールを提案してくれたり
●エース社員をアサインしてくれたり
するでしょうか?(※)

※代理店の名誉のために『してない』とは言いませんが、するインセンティブやモチベーションは普通に考えて低いですよね

いやね、代理店をはじめとする『下請け』事業者に求められるものって、これまでは『労務・作業の提供』だったかもしれないですが...

今ってどんどん企画側というか、より『頭を使う』方面が重要になってきてるじゃないですか。

そうなると、『安く作業をやってもらおう』って発想の発注者は、『高いフィーを払ってでも、他の人に出来ないアイデアを生み出せる人に、ウチのために働いてもらおう』って考えのところに優秀なリソースを奪われて、中長期的に競争力を失っていってしまうと思うんですよね。

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これ広告主と代理店って構図で書いてますが、例えば
●単純作業を除く外注全般
●ツールの選定
●業務形態を問わず雇用全般
についても同じことが言えると思っています。

高いソリューションに投資して、相応かそれ以上のリターンを得たほうが、結果的には得するし成長できるんですよ。

逆に安いソリューションを買うと、安いなりのリターンしか得られないし、むしろ尻拭いで余計にコストかかることも。つらたんです。

「安物買いの銭失い」「安かろう悪かろう」英語だと "Penny-wise and pound-foolish" なんて言ったりもするようですね。昔から伝えられてきた過ちを、なぜ人は繰り返してしまうのか。

ちなみにツール選定に関していうと、下記記事でも『高いけどベストなものに投資して、回収出来るように全力で使い倒そう』ってことを言ってるので、よければあわせて読んでみてください。

みんなが良いモノ・サービスに高いお金を払おうってなるまで、しつこく提唱し続けますよ。

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Tatsuo Sakamoto (坂本 達夫)
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