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オランダを入り口にEUに永住!?つい今週家族4人で日本から移り住んだ先輩の体験談

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ぼくの昔の職場の先輩が、まさに今週からオランダに家族で移住しました。
移住を決めた理由は?なぜオランダ?調査や手続きは大変だった?
旬で生々しいレポートです。

Q1. 家族構成・年齢・職歴を教えてください。

夫 (36)、私 (38)、子ども 2 人 (7,5) の 4 人家族です。

私の職歴は

事務職 ⇒ アフィリエイター ⇒ 大手 IT 企業で web 編成・マーケティング ⇒ 不動産会社でマーケティング ⇒ 現在フリーランス (制作・マーケティングを中心に受託)

です。

Q2. いつごろから移住について考え始めたんですか?その理由は何ですか?

もともと夫と出会ったのがニュージーランドで、いつかまた海外で暮らしというのがお互いの考えでした。なので結婚前から考えていました。

そう思いながらも、子どもが出来てからは、仕事と子育ての毎日に忙殺されていました。できれば子どもが小学生になる前に、、と考えていたものの、上の子が小学生になり、下の子が年中になってようやく保育園生活も落ち着いてきて、子どもの教育環境を考え、移住の実現に向けて真剣に考えるようになりました。

Q3. “いま” 移住することにした理由を教えてください。

子どもの年齢と教育環境が大きな理由です。

色々調べているうちに、「低学年なら英語力は問わない (高学年で編入する場合はある程度の英語力が求められる)」という学校があるという情報などを知り、子どもがなるべく低学年のうちに学校を変えたいと思ったからです。

ただ、子どもが 2 人居るので、上の子に合わせると、下の子の日本語力は大丈夫か (編集注 : 日本語力が十分育つ前に海外に行ってしまうことで、日本語力が不十分なままになってしまうのではないか) などタイミングにはだいぶ悩みました。

Q4. なぜオランダにしたのですか?

・働けるビザが取りやすい
・教育環境が良い
・英語が通じる
の3つが大きな理由です。

最初にきっかけとなったのは、働けるビザの取得が他国に比べて容易だと聞いたためです。調べた限り他の国では、会社に出して貰うワークビザか、その国では “働けないけど” 滞在できるビザがほとんどでした。リタイアして行くわけではないので、仕事をしながら住める国が理想でした。

そんな中、オランダでは個人事業主が “起業家ビザ” という形で申請できるビザがあると知りました。元々フリーランスで仕事をしていた夫なら、このビザの申請がしやすいのではないかと考えたため、移住先候補として急浮上しました。

(詳細: オランダ起業家ビザ取得の方法 - オランダなう)

また、教育環境も魅力でした。移住を考えた当初は “子どもに語学を身につけさせたい” という考えで、英語・中国語を身につけやすい環境があるシンガポール・マレーシアあたりを考えていましたが、色々調べる中、語学ではなく教育法や教育環境に目が行くようになりました。

フィンランドが学力世界一というのが有名ですが、その教育環境が日本とは全く違う印象でした。テストがない、クラスの人数も20人程度、授業時間も短い、、など私にはとても理想的な教育環境に思えました。

フィンランドの情報を調べていくうちに、モンテッソーリ教育、シュタイナー教育、イエナプラン、などといった教育法関連の本を読むようになりました。調べれば調べるほど、自分が受けた日本の小学校教育とは全く違う世界があり、こういった教育を自分の子どもに受けさせたいと思いはじめました。

子どもに受けさせたい教育があっても、教育費やビザとの兼ね合いにもなってきます。シンガポールは生活費も教育費も高い、フィンランドはビザが取りにくいなど、良いなと思う環境があってもお金とビザの面で候補から外れる国もありました。

その点、ビザ取得で魅力を感じていたオランダは、モンテッソーリ教育、シュタイナー教育、イエナプランなどを採用している学校が公立校であること、その授業料は外国人でも公立の値段 (編集注 : 公立の学校でも、外国人が通う際は割高の授業料を支払わないといけないところもある) であるということを知り、これは我が家でも受けさせられるのではと思い始めました。

最後に、英語が通じることも理由です。オランダ語だけしか通じなかったら難しかったと思います。実際、家を借りる際の問い合わせ、学校への問い合わせなどは、英語でメールしても問題なく返信がきました。書類や生活の上ではオランダ語の知識があるともちろん便利ですが、最低限英語だけでも生きられそうだと感じたのは決心できた理由の1つです。

ビザ、教育環境、英語の 3 点が揃ったのがオランダだったので、オランダに決めました。

Q4-2. オランダおよびEUのビザの仕組みについて教えてください。

専門家ではないので、違う点があったらすみません。

まず日本人はオランダにビザなしでも約 3 ヶ月 (90日間) 滞在が可能です。

“働けるビザ” と前述しましたが、私達が取得を目指したのはスタートアップビザ (起業家ビザ) です。日本人は優遇措置があり、ビザが取りやすいそうです。

そしてオランダで合法的に連続で 5 年間滞在すると、条件や審査はあるものの、オランダ永住権申請の権利が得られます。ご存知の通りオランダは EU 加盟国です。つまり、オランダの永住権取得は EU メンバー国の永住権取得ということになります。EU の共通居住許可カードが得られればその後は、好きな EU 国に移り住む事が出来る、、、と聞いています。
直接永住権を取得するのが難しい EU の国でも可能性が出てくる、ということです。

もちろん、今後変更される可能性はありますし、イギリスのように今後 EU から離脱する国が出てくるかもしれません。ですが、現時点ではオランダで永住権を取得することで、EU 国への滞在が可能になるというわけです。

Q4-3. ちなみに、過去に検討していた国とやめた理由を教えてください。

ニュージーランド、マレーシア、フィンランド、シンガポールを考えました。

ニュージーランド ⇒ 夫と私が滞在経験がある国で、知人もいたため、1 番最初に考えたのはニュージーランドです。
ネックはビザでした。働きたい場合、ビザがワークビザ (会社からのオファーが必要) しかありません。ガーディアンビザなど “働けない” ビザなら取れそうでしたが、ワークビザ以外で滞在する場合、学費は外国人価格で現地校に通っても私立と同額程度になります。永住権も私達の経歴では難しそうだ、ということで色々な理由から見送りになりました。

フィンランド ⇒ 教育環境が魅力で考えましたが、ビザ取得が難しそうだということで見送り。

シンガポール ⇒ 英語、中国語など教育環境が魅力と考えましたが、良い教育は値段も高いというような環境だったため見送りとなりました。

マレーシア ⇒ オランダを考える始める前は、マレーシアに移住しようと思って調査をしていました。英語で学べる、生活費も比較的安いなどの情報があったためです。
マレーシア移住を考えていた友人から話を聞いたり、マレーシアの学校説明会、移住セミナーなどに参加したりし、検討を進めました。治安の面で懸念があったものの、日本からのフライト時間もそんなにかからないのも魅力でした。

ほぼマレーシアに心が決まり、視察に行こうと思っていた時に、ちょうど空港で例の暗殺騒動があり、一旦ペンディングになりました。その時、マレーシア以外に可能性がある国はあるのかと調べて、たどり着いたのがオランダというわけで、、、
もし色々順調に進んでいたらマレーシアに行っていただろう、と思うくらい前向きに検討を進めていた国です。

Q5. 移住を最終的に決めるまでに、どのような調査をしましたか?どのような方法で行いましたか?

主にネットです。先に移住している人がブログやホームページで情報発信していたのでまずはそれを読みました。

とはいえ全部の情報がネット上あるわけではなかったので、特に子どもが入るかもしれない学校は学校名を検索して、直接問い合わせをしました。学校は現地校を考えていたのでホームページもオランダ語で大変でしたが、翻訳サイトに助けられながら何とか問い合せ出来たという感じです。
問い合わせは英語でしても返ってきたので良かったです。全然返ってこなかった学校もあり、そこもまあご縁がある所ということで、返信をくれたところの見学に行きました。

家は、家族 4 人で行って探すと滞在費もかさむことや、部屋探しは大変と聞いていたのでオランダで家を見つけられなかった場合は引き続き日本で生活をする可能性もあることから、私は日本で仕事を続けながら子どもと生活、夫だけが先にオランダに行って 1 人用の部屋を拠点に、家族用の部屋を探すという方法にしました。

結果、滞在 3 週間で家を借りることができました。
まずは不動産サイトで検索して見学の申込みをしました。これも英語で行いました。返信が来ない不動産会社ももちろんありました。
日本人のいる不動産会社なども利用しましたが、結果としては直接問い合せをし、大家さんと会えた部屋を借りることになりました。

夫はこれから起業という立場でしたが、私が日本の会社から継続して業務委託という形になったので、その収入があるならという感じでした。
これからビザを取るという外国人 (大家さんとしては、貸したくない方が多いと思います) の私達に家を貸してくれた大家さんにはとても感謝しています。

Q6. 一連のプロセスの中で何が一番大変でしたか?

大変なことの連続でしたが、
・調査から行動に移す労力
・事務手続き
・子どもとの話し合い
これが特に大変でした。

ネットで色々調査はしたものの、いざ行動に移すとなるとやはり労力がいります。悶々とオランダ生活を想像する日々でした。きっかけとなったのはオランダで生活をしている方が、日本でのイベントに登壇することがあり、そのイベントに参加したことです。

その方と名刺交換をさせていただき、これまで想像だった日々が現実に思えてきた気がします。その方に「移住の相談をよく受けるけど、自分は相談を受けたり支援したりといったサービスはしていない。自分でやってみたら」というような言葉をいただき、私のように悶々と考えている人が多いのだな、そうだな、自分でやるしかないなと決心がつきました。

事務手続きは、地味に大変で時間を取られました。ジムの解約など細かい解約関連から、保育園退園、学童保育退所、転校書類、出国関連書類の提出などです。文字にするとさらっとですが、家を探しながらだったので、いつ出すかなどタイミングも悩みました。
特に保育園と学童は一度退所してしまいともう入れない、ということもあり、家が決まるまで待ってから手続きを進めさせて貰いました。

Q7. 移住直後の今の心境を教えてください。

ようやく時が来た、というような心境です。準備期間や、国を決めるまで色々悩みましたし、気持ちに行動がようやく追いついたという感じです。
もちろん、医療面、子どもの日本語力など不安もありますが、新しい国での新しい体験を楽しみたいと思います。

移り住んだ直後の今感じるのは、なんだか皆さんとてもフレンドリーです。そして子どもに優しい。
大騒ぎしている子どもに怪訝な顔をされることはあまりなく、何故か笑顔で接していただきます。日本にいるときのように、子どものことで周囲に謝ることが減りました (笑)
今後も色々な違いに、悩むこともあり嬉しく思うことも有ると思うのですが、そんな違いを「日本ではこうなのに!」とイライラしない人は、外国を楽しめるかと思います。


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モバイルアプリマーケティングの専門家です。外資系広告プラットフォーム企業勤務。ちょっぴりエンジェル投資なんかもしてます。アプリ開発もやってます。
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